「和風総本家」見て感動した、紡毛糸・ものづくり。

先日、「和風総本家」という日本の良さをテーマにする番組を見てました。
いろいろな職人さんの仕事風景、生活スタイルの紹介が好きで見るのですが

「海外で評価される日本製品」のテーマらしく、最初は、フランス職人さんが
日本の左官鏝を愛用していて、その感想とともに造り手の方へビデオで伝える様子。
それを見た、日本の職人さん一同のあの表情。 そりゃうれしいですよね。 
手間をかけて、どこにもないイイ品物を造っていることが感謝されるなんて。

次にスウェーデンで有名な日本製が紹介された瞬間、あっ!紡毛糸です。
自転車選手を夢見て合宿所&フリーター生活のあと、まさに同じことをしてました。

今の感覚だと、テレビ画面に振れ取り台やいつもの工具が映し出されたような感覚でした。
そして、手作業ならではの色の深さ、太さのムラ。 先染めした羊毛を十数色使って、
アレンジ・デザインしたり、毛を梳く機械をミリ単位で調整して、風合いを変えたり、
誰もやってない動物の毛を使ったり、失敗も怪我もあり それでもみんなで工夫して製品ができて
パリコレに作品が出た時なんか、もうみんなでアレがそうだね!と喜んだり!

ものつくりの良さと 時代の流れでお別れした実家の機械たち。 
いろんな感情と勢いで その時お世話になった方に電話しちゃいました。(笑)
出向先だった会津の正和毛糸さんでは、今も世界トップブランドの糸を造ってました。

番組終盤になり、スウェーデンからのVTRに、
テレビの中の職人さんと一緒になって勝手に(T_T)顔でした(笑)

イイ品物をこの手から。そう誓いました。 Hi-Bike 中村仁